Lenovo Ideapad530S ベンチマーク編
今回はLenovo Ideapad 530S(AMD)のベンチマーク編です。
AMD Ryzen 5 2500U(Radeon Vega8)を搭載したノートPCの実力はどうなのかをレビューしていきます。
ベンチマークでは。PC Mark 10、3DMark(Sky Diver)、CrystalDiskMark 6の各結果とCPUID CPU-Zでの情報表示を確認していきます。
PC Mark 10
PC Mark 10はPCの総合的なベンチマークを取るソフトで、Webの閲覧、表計算、写真やビデオの編集といった各シーンでのベンチマークを総合的に評価していきます。
Essential 6549、Productivity 4323、DigitalContent 2602、総合でも3005となっています。
3DMark
3DMark(Sky Diver)は3D Markのいくつかあるテストのうちの一つで、主にノートPCやミドルレンジPCをターゲットとしており、比較的処理の遅いPCでの動作が考えらているようです。
結果は、4656となっています。デスクトップ版のRyzen5 2400Gは10000を超えていますから、ノートだとやや性能は抑えられているといった感じでしょうか。
因みに、Core i7 6700K、Geforce GTX 1060(6GB)搭載デスクトップPCのスコアは、20000越えなので、1/4位の性能でした。
Crystal Disk Mark
CrystalDiskMarkは、SSDやHDDなどといった、ストレージの転送速度を計測するソフトとなります。
Ideapad 530SのSSDをデバイスマネージャーで確認すると、WDC PC SN520 SDAPMUW-256Gと出ます。
ウエスタンデジタルのSN520シリーズで、M.2 2242で、PCIe Gen3 x2 NVMe v1.3となり、スペックシートでは、Read1700MB/s、Write1300MB/sとの事。
結果は、Read1739MB/s、Write1299MB/sで、性能以上の数値が出てしまっていますが、SATA(6Gbps)接続のSSDが500MB/s前後ですからそれと比べてしまうと、3倍位早いことがわかりました。
CPU-Z
CPU-Zでは、CPU、メモリー、グラフィックの各情報をチェックしてみました。
Ryzen 5 Mobile 2500U、15W、4コア、8スレッド
DualChanelのDDR4 8GB
GPUはRadeon Vega 8でグラフィックメモリーに256MBを割いています。
恐らく、メインメモリーを共有しているものと想像できます。
SDカードリーダーの転送速度
おまけに、SDカードリーダーの転送速度をチェックしてみました。
SandiskのExtremePRO(95MB/s)を使用して、30MpxのRAWデータを転送して、Windowsの進捗バーを確認し、およそ何MBなのかをチェックしています。
結果は約35MB/s。
1ファイルの平均はおよそ35MBで、比較的大きなファイルの転送となります。
ファイルが小さいともっと転送に時間がかかります。
USB3.0に対応したメモリーカードリーダーはもっと転送が早いので、Ideapad 530Sに内臓されたカードリーダーはUSB2.0相当の物なのではないのかと思います。
やや転送速度が遅いのが気になりました。
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