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Lenovo Ideapad S540(15)【レノボ ノートPC】

Lenovo Ideapad S540

Lenovo Ideapad S540はLenovoのミドルクラスのIdeapadシリーズの一つで、
14インチにはIntelAMD版の2種類、15インチはIntelのみですがグラフィックチップをGeforceも選べ、ラインナップ的に多岐に渡っています。
今回は15インチのIdeapad S540(15)を取り上げてみたいと思います。

 

 

Lenovo Ideapad S540(15)概要

Lenovoの一般向けラインナップでは、機種の番号を見るとグレードが確認できます。
Ideapad340、540等の数字が大きいほど上位機種となります。
600番代からYOGAシリーズという住み分けのようです。
それを踏まえるとS540は、Ideapadシリーズの中では上位機種で、一般向けのノートPC全体の中では中堅クラスのラインナップとなります。

Lenovo Ideapad S540(15)のラインナップはCore i3-8145U、Core i5-8265U、Core i7-8565Uの3つのCPUをベースに、メインメモリー/SSDの容量、グラフィックチップのGeforce GTX 1650の有無で数種類のバリエーションモデルがあります。

一番安価なモデルは4GBのメモリーで、一番高いモデルでも12GBのメモリーを搭載しています。
これは、オンボードで4GBのメモリーが付いており、8GBのメモリーを増設して12GBとなっているためです。
Core i3-8145Uはオンボードモリーのみで、増設用のスロットが無いようです。

SSDはPCIe NVMeのM.2タイプで、256GB~1TBとなっています。
ハードウェアマニュアルや他の分解記事を見る限り、2280サイズのようです。
また、マニュアルではHDD/SSDも掲載されていますが、別のモデルではそういうタイプもあるのでしょうか。

ディスプレイは15.6インチのフルHD(1920*1080)でIPSタイプ、光沢無しとなっています。
デスクトップで使用するにはモニターが大きい方が見やすいですから、デスクトップで使用するのが選択肢としてあると思います。
ですが、サイズ358x245x16.9mm、重量1.8kgと、比較的薄くて軽いので、持ち歩きも苦ではないと言えます。

キーボードはテンキーが付いていて、数字の入力が容易で使いやすいですね。

Ideapad S540(15)の使用用途は幅広く、Webサーフィン、Officeを使用した事務や文章作成、会計作業等の一般的な使い方の他、GeForce1650搭載モデルではゲームやGPUを多用するようなクリエイティブな作業にも向いています。
これほどマルチに使用できる機種はあまりないかもしれません。

インターフェイス

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 Ideapad S540にはUSB3.0ポートが3つありますが、二つはTypeA、一つはTypeCのコネクタになっています。
HDMIコネクタが付いているので、外部モニターに接続が可能です。
SDカードスロットが付いているので、デジカメで撮影した写真などの取り込みにも対応しています。
マイク、ヘッドフォンのコンボジャックが一つあります。
ネットワークはWi-Fiのみ対応で、IEEE 802.11ac/a/b/g/nの規格に対応しています。
IEEE 802.11acの規格上最大3.6Gbpsに対応しており、高速なデータ通信に対応しています。有線LAN用のコネクターは用意されていません。
Bluetoothは、Bluetooth v4.2に対応。マウス、ヘッドフォン、外付けのスピーカーなどの機器の接続として使用できます。
CD/DVD/BDドライブ等は搭載していません。搭載できるスロットも用意されていないので、使用する場合は外付けのドライブが必要になります。

 

ゲーミングPCとしてのIdeapad S540(15)

ゲーミングPCとしてはエントリークラス(入門クラス)のスペックと言って良いでしょう。
ストレージがPCIe NVMeのM.2タイプのSSDを使用しているので、ゲームの起動が早いです。ゲームを開始するのに待たされることが少なくなります。
GPUNVIDIAのGeForce1650を搭載しています。(搭載モデルのみ)
ゲームの分野のグラフィックチップはNVIDIAのGeFoceシリーズやAMDRadeonシリーズが有名で、その二社が大きなシェアを持っています。
そんなNVIDIAのGeFoceシリーズでエントリー~ミドルクラスのチップを積んでいるので、それほど負荷の高くないゲームであれば十分遊べます。

ゲーミングPCとしてみる場合は、GPUだけを注目してはいけません。

ネットワーク機能を見ると、Wifiのみとなります。
有線の接続ができないので、Wifiが不安定な環境だとゲームが途中で途切れてしまう事があります。
こだわるなら有線LANが使用できる機種を選ぶべきです。

モニターの仕様を見ると、60Hz駆動のようですので、FPSのような高フレームレートでないとやりずらいゲームでは不利になります。
ゲーミングモニターでは、120Hzや144Hzといった、フレームレートの高いものが使用されています。

こういった点を踏まえると、FPSの様な一瞬で勝負がついてしまうようなシビアなゲームには向かず、どちらかというとMMO RPGのようなゲームの方が向いているんじゃないかと思います。

 

クリエイティブPCとしてのIdeapad S540(15)

15インチIPS液晶モニターなので、視野角が広く見やすいのが特徴です。
TFT液晶の様に角度によって明るさが違ったりすることが少ないので、安定した作業ができます。
15インチの液晶サイズなので、14インチ以下のサイズと比べると文字も見やすいというメリットもあります。
Adobeのソフトなどでは、一部でGPUの機能を使用して動作を早くしている事があります。
IntelGPUでもそれなりに使用できるとは言え、性能が全く違いますから、処理内容によっては結構差が出ます。
CPUの処理だけでは追い付かない場合は、GPUに処理を逃がして快適に作業できるようになっています。
Adobeのソフトの全てではないでしょうが、AMDのチップと相性が悪い事があるようです。
そういった点でNVIDIAのGeFoceが選べるというのはとっても魅力的です。
内臓のストレージがPCIe NVMeのM.2タイプのSSDであるというのも良い点です。
HDDは安価かつ大容量で、魅力的ですが、転送速度はSSDに比べてしまうとかなり落ちます。
特にPCIe NVMeのM.2タイプのSSDと比べてしまうと、雲泥の差です。
グラフィック処理などでは、大容量のデータを扱う事が多々ありますから、SSDを採用する事で作業が早くなり待ち時間も減ります。
モデルでは1TBまでしかありませんので、それ以上の容量が欲しくとも内臓はできません。
S540はスタイリッシュなPCなので、外付けのHDDやNASなどを併用すると良いと思います。


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